にしあにモジモジ日記 2022.0408(金)

やりたいことって難しい。

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「にしあにがやりたいことを今度教えてねぇ♪」と、画家で仮面舞踏家のアトリエMARIKOさんから言われて戸惑ってしまったにしあに。

さて、改めて考えるとなんだろう?

18際の時に神工デザイン科を出て、卒業式の翌日から銀座六丁目のデザイン事務所の㈱サン・プランニングで働き始めて以来、シゴトしながらこっそり漫画描きとかのバイトしてお金を貯めて「まったくもー」ってくらいの手術代を稼いで心臓の手術を受けて、まんまと生き残ったらタデコと結婚して……と考えていた20歳代。

26際の時「手術をしたら死ぬかもしれないけど生きていたら2ヶ月後には帰ってきます」と言ったら勤め先を馘首になって……でも、23歳から主宰していた〝Ginza Illustration Collection〟という若手のイラストレーターのグループ展の案内状を刷っていた八丁堀のカイシャが実は広告代理店で、相談したら「おう、生き残ったらウチで制作部長になったらいいよ」なんつって拾われて、10年経った頃社長がくたびれて死んじゃって、アウアウする間もなく自宅の一部屋を「事務所」にして(前年にマンションを買っておいてよござんした)開業したのが2000年でした。

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当時は(今もだけど)ど~やって生きていこうかいねぇ。

あ、でも、カミさんのタデコは「アンタはデザイナーなんだから、全然関係のないバイトとかしたら軽蔑するからね!」と言われていたので、アウアウいいながら今までなんとかかんとか生きてきました。

タデコが死んで丸8年。八丁堀から立会川のデザイナーになって今年で22年。デザイナーの名刺をもらってからなんつったら、40年になりました。

オイラが好きなハシモトアキコ先生やアトリエMARIKOさんのように、同い年やオイラよか年長の方達には具体的に「これからしたいこと」を持っている女性がとても多い令和4年。オトコや政治家はだらしがないねぇ。

にしあにだって、かつてはすんげ~沢山「やりたいこと」がありました。

今は……そうだなぁ……勤め人時代(独立してからは精々10冊くらいかな)、200冊以上の装幀とかブックデザインをしていたけれど、生涯に一冊でも良いから自費出版ではない著作の本を世に出したいな。

デジタルで文字を読むことが常識になっている今の時代ですが、ちょいと考えてみたら(今思った)、オイラはひとりで装幀からなにからこなしてヒット作を作れてしまう京極夏彦さん(デビューの頃からあの分厚い本を買って読んでいた)に憧れているのかもしれない……やぁねぇ…… ( ´艸`)

ニャ~ニャ~鳴いているもうじき20歳になる愛猫・エヴァにご飯をあげなら。身の程知らずな自分に呆れるにしあにだったのでした。

[写真]こないだこさえた、にしあにさん家の〝鶏胸肉の塩麹漬け定食〟。

トウモロコシの炊き込みご飯と、缶詰のミネストローネのお陰でなんだかゴ~カなお昼になりました。初めてこさえる料理も〝やりたいこと〟です (*´ω`*)

ああ、そ~だ。オイラがボーカルのバンドをこしらえたいぞ(楽器はめんどくさいからね)。

デザインはシゴトで、好きなことはエンタテインメントなのだ ( ´艸`)

 

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