にしあにモジモジ日記 2021.0702(金)

愛するものを愛さなくてどうする?

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2014年の春。

愛妻で相棒だったタデコが急死して途方に暮れていたとき、ヨコハマで「ハマ企画」というWEB制作会社を夫妻で営んでいるお千代さんから「死にたくなくなるかも。っつ~か、それどころじゃなくなるかも♪」とアドバイスをもらって書き始めた、このモジモジ日記。

彼女は、私が23歳の時にタデコと一緒に面白がって自分勝手に同年代のデザイナーやイラストレーターを集めて銀座の松坂屋の隣にあった画廊で「好き勝手な作品を好き勝手に発表して好き勝手に未来を築いたらいいさ~♪」というコンセプトを基に毎年夏に10年間続けた〝Ginza Illustration Collection〟(大袈裟な方が面白いので、にしあにが勝手に命名した・笑)というイラストレーションのグループ展の仲間でした(10回目のあと、画廊が潰れた)。

10年間で、毎年10人から15人くらいの若いクリエイター達が作品を発表して楽しみながら、著名な作家のアシスタントになったり、スカウトされて雑誌の連載を持ったり、個展を開いて著名なイラストレーターになったり、何も言わずに田舎に帰ったり……延べ30人くらいの〝夢を持った若者達〟が参加してくれました。

んもう、当時あった(今もあるのか?)『マスコミ電話帳』という本を買い込んで、タデコとふたりで徹底的に業界著名人等に案内状を送ったかんね(切手代のお陰で、当時の初夏はずっとビンボーだった……今は年中ビンボーだけど……)。

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あの頃は、頑張って描いて創って自身を誰かに理解してもらいたかった。

出来れば、特別な存在になりたかった。

ご存知の通り、ヘナチョコなにしあに(P.N.菊峰志麻)が主宰のグループ展に、ひとりアタマ三万円払って画廊の場所代を払って参加してくれる人達なんだもの。

「ゴチャゴチャ考えないで、来年にゃ100倍にして取り戻したらいいじゃん♪」

と思っていたにしあに。

取り戻せたり挫折したりしらけたり嫌になったり故郷に帰ったり……いろんな人がいましたが、こゆの、やってよかったなぁ。と思っています。

終わっちゃってからずいぶん経つけど、今でも対等にしゃべれて、困ったときは相談に乗ってくれるかも知れない仲間が出来たからね。

平成生まれのコアタマが良い人は「トモダチやナカマや、ど~かすっとコイビトも邪魔で、時分には不利益しかもたらさない」という価値観を持つのがカッチョイイらしい。

でも、オイラにとっては仲間や相棒や友達や愛猫はかけがえのない大切な存在です。

戦後の昭和生まれのオトナは、〝デカダン〟になりきれない。というか、けったくそ悪いエエカッコしいを侮蔑する生き物なのだ。随分端折ったけど、こゆのがにしあにの哲学なのです(ФωФ)

[写真]日本丸の前にいるにしあに(載せるものがないので、ちょっと前のスナップ)。

 

★アメーバ版モジモジ日記は

https://ameblo.jp/ichikosha/

 

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コメント: 2
  • #1

    48chan (金曜日, 02 7月 2021 09:07)

    お久です〜

    イマドキの子は結婚もコスパで考えるらしいね…
    恐ろしいこっちゃ‼️
    そんな子ばかりじゃないとは思うけどね。(思いたい)
    そんなんで考えたら、私はおーばかモンか⁉️笑
    「最後に笑うのは私よ!おーほっほっほ…」がモットーです。

  • #2

    まん (金曜日, 02 7月 2021 18:25)

    皆勤賞で観に来てくれたのは48chanだけでした。
    ありがとうね〜 (*´ω`*)