にしあにモジモジ日記 2019.1125(月)

芝居も人生も、台本よかアドリブがモノを言う。

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母の〝左人工股関節置換手術〟が無事終了して、兄弟でうな重食って帰って、執刀医からもらった術後のレントゲン写真をツマミに一升空けた日の翌々日。

劇団かに座第119回公演「お勝手の姫」を観るために、もじもじチケットを四枚懐に忍ばせて雨ん中新横浜に行きました。

待ち合わせのメンバーは、お馴染み中二の同級生のヘソくんとノブヨシくん。そしてもうひとりゲストで迎えた高校の同級生のキンちゃん。

以前四人で会って以来、人懐っこいキンちゃんを気に入ったヘソ & ノブヨシ。

快く迎え入れてくれました。

「お勝手の姫」は、「二度目の慣れないちっちゃい小屋である」ということを念頭に置いて考えて上手にこさえて完成したらしい、素敵な舞台に仕上がっていました。ああ、面白かった。

私は、私の好きな人は出逢ったタイミングを無視してみんな仲良くさせたがる。

という癖があります。

なので、例えば20歳代中頃に主催した〝新年会〟のメンバーは「中二の同級生」「神工の同級生」「入院時に知り合った看護師さん達」「Ginza Illustration Collection の クリエイター仲間」……あとなんだっけ?

総勢20人くらいの、それぞれがにしあにと同じグループ意外は初対面……だったり、ちょいと前ににしあにを通じて挨拶くらいは交わしていたりど~かすっとその縁でつきあい始めていたり……。の不思議な新年会。

初めは戸惑ったり遠慮したり変てこりんな丁寧語で言葉を交わしたりしていた「にしあにの仲間達」だったのですが、乾杯の音頭を取って35分を過ぎた頃には、みんなあたかも旧友のような口ぶりで……くっちゃべって食って呑んで笑って肩抱いて、ど~かすっと歌い始めてにしあにを慌てさせて……「ちょろっとした垣根はあっという間に吹っ飛ぶもんなんだなぁ♪」ということを学んだものでした(気付いたらにしあにひとりぼっちだったり・笑)。

……というわけで、にしあにはこの日記でも「にしあにが好きな人はずっと好き」と、何度も書いているのです。

なんつ~か……気の利いた言葉が思いつかないけど(モジモジ日記は常に酔って書いている)……みんな、ありがとう。

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今日の午後、「これから始まるぞ~!」っつって、病院に行っているリュ~ジからFacaTimeが入りました。

術後のリハビリ風景を観させてくれ。

という、兄のリクエストに応えたものでした。

ついこないだまで右側を下にして寝っ転がりながら「痛い痛い痛い……」しか言わないで泣いていた母が、寝っ転がって看護師さんの指示に従って介助を受けながら足を動かしたり開いたり、筋肉が固まって体重をかけられるまで三週間は立てない身体を車椅子に乗せたりしてもらっていました。

ベッドの縁に腰掛ける体勢をとったとき、「あ、座れた~!」と言って笑っていました。

久しぶりに母の笑顔を観ました。

「あっくん、見える~? 座ったの~(^^)」

「うん、うん、よかったねぇ。座れりゃきっと立てるさ。んで、立てればきっと歩けるさ……あ、息子も走らないんだから、走るこた~ねぇからね~…… (^◇^;)」

FacaTime で撮影しながら実況をしてくれるリュ~ジくんに私の顔は見えない。

泣き笑いの表情を弟に見られないでよござんした(^^)

糖尿病食なため、味のない魚や肉が出てくる病院食の主菜が不味くて残していると言う母。

「四の五の言わずに食ってりゃ慣れるさ~」

「うん……でも、ずっと飲めなかった牛乳が飲めるようになったよぉ。お腹壊さないの~♪」

「おう、偉かったね~。その調子で残部平らげてタンパク質摂って、お代わりくれ! っつ~くらいになったらいいよ~」

「あははははは。うん、そうする(^^)」

車椅子に乗ってリュ~ジに窓際まで連れて行ってもらった母。

久しぶりに見た〝外〟を見て、生きていこうと思ったってさ。

長男は、明日早起きして歯医者に行ったあと、新潟まで取材旅行に行ってくるだよん。愛猫エヴァのご飯をたんまりやっておかなくっちゃいけねぇ……(ФωФ)

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[写真]三匹のオッさん plus1 in 新横浜。

このあと、四人でとなりのビルのカラオケに行って懐メロ大会をやらかしたってのは、ここだけのお話(^^)

 

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