にしあにモジモジ日記 2019.1027(日)

 

にしあに「趣味」を欲しがる。

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昼下がりの京急各駅停車車内。

通勤ラッシュはとうに終わり、車内の座席は三分の二程度埋まっている。

わざわざ立っている酔狂なお客は居ない。

パンパンの学生鞄を足下に置いた女子中学生らしいあどけない少女がふたり、四人掛けシートに腰掛けて何やらとても楽しそうに会話をしている。

その絵に擬音や台詞をつけるとすれば、「キャアキャア!」「やだ~、ホント?」「ね? 意外でしょ~?」「あはははははは!!」かな……。

でも、彼女達から声は聞こえてこない。

良く動く両手から聞こえる「シュッ、シュッ……」という衣擦れの音が聞こえるばかり。

けれど、彼女達の満面の笑顔は賑やかだ。

静かなのにかしましい……素敵な笑顔に見とれるにしあに。

……聾唖の子って、どうしてこんなに素敵な空気感を纏っているんだろう。

シゴト柄、沢山の言葉を知っているはずのにしあには、英語や中国語や韓国語はおろか大阪弁も津軽弁も操れない。

操れるのは他人を褒める言葉と、滅多に使わないけど他人を貶める言葉だけ。

彼女達は、言葉を使わずにあんなに嬉しそうに、楽しそうに静かに賑やかに会話を楽しんでいる。

あう……手話って、オッさんでも学べるのかな……。

ここ二三日、何人かの同年代の知人から「もう、良い老人になるんだ」とか「身綺麗にして駅まで15分歩くくらいなら家で寝てる」とか「先は見えてるんだし」とかいう台詞を聞かされて退屈していた「いろんな意味で先のことなんか知らねぇ」にしあには、久しぶりに「ほえ~、ちょいとキョーミがあるぞ」という気持ちになったのでした。

実は20歳代の頃から何度かこういう光景を観てガン見するクセがあった〝聾唖フェチ〟のにしあに。

死ぬ前にやってみたいことが見つかった様な気がした、55歳の秋だったのでした。

問題は、そんなこと覚えても一銭にもならないということだ……宣伝会議のコピーライター養成講座と違って、これは、今までにない「お勉強」だ……ん~、でも、釣りもゴルフも公営ギャンブルもパチンコすら興味がない、品川で一番小さいデザイン会社を営む一広社の社長さん。

ひとつくらい「趣味」があっても良いかも知れない……。

ど~しようかいねぇ……。。。

ああ、眠くならない……。

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今日は日曜日。

まだ朝の4時半だけど、愛猫のエヴァ(17歳3ヶ月・♀)が「ご飯ご飯~♪」と鳴くので、とっときのペリペリご飯(パウチのヤツのこと)をあげたらおとなしくなりました。

かれこれ32年くらいネコが居る生活(懐いてないけど)をしているけど、ネコは趣味じゃない。家族だ。

エヴァが手話で話しかけてくる光景を想像して、あまりの可愛らしさに吹き出すにしあに(ФωФ)

珍しくな~んにも予定がない日曜日なので、ゴロゴロしながら録りためたビデオでも観て過ごそう(ど~せなにもエピソードがなさそうなので、早めに書き始めたモジモジ日記)。

明日はオフにして、「ここ数十年行ったことがない」という、普段戸塚の実家で母親の面倒を見てくれている弟のリュ~ジ君と淺草に遊びに行ってくるだよん(^^)

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[写真]こ~ゆ~退屈な日の夜食兼朝食の定番〝にしあにさん家の鮭茶漬け〟ヾ(〃^∇^)ノ

 

 

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